レビュー

アルバムレビュー

Arch Enemy『Wages of Sin』(2001)——メロデスが「女が歌う音楽」になった瞬間

女性が「吠える」ことがまだ異端だった2001年。アーチ・エネミー『Wages of Sin』は、メロデスの常識を静かに塗り替えた。アンジェラ・ゴソウ加入が生んだ転換点を読み解く。
アルバムレビュー

LAMB OF GOD『Into Oblivion』レビュー——最新作でバンドはどこへ行ったのか

好きなバンドの新作を待つ時間は、ある種の緊張を伴う。前作を何十回も聴き込んで、次に何が来るかを想像し続ける——あの感覚だ。ラム・オブ・ゴッド(Lamb of God)は、そういった期待と不安を同時に呼び起こすバンドだった。だが、2026年3...
アルバムレビュー

PARADISE LOST《Gothic》(1991)——ジャンル名そのものが生まれた瞬間

1991年3月19日、パラダイス・ロスト(Paradise Lost)は2ndアルバム『Gothic』を発表した。ゴシックメタルというジャンル名の起源であり、35年後の現在もその影響は消えない。ピースヴィル・スリー、「Eternal」の普遍性、そして2025年作『Ascension』まで——ひとつの名盤がつないだ過去と現在。
アルバムレビュー

DREAM THEATER『Parasomnia』——睡眠障害をテーマにしたプログレメタルの到達点

マイク・ポートノイが16年ぶりに帰還したドリーム・シアターの16枚目アルバム『Parasomnia』をレビュー。睡眠障害をテーマにした全8曲・71分の大作を深掘りする。
埋もれた名盤

90年代に見過ごされた、本当はPANTERAと並ぶべきだった重低音5選

90年代の重低音と聞いて最初に鳴り出すのは、たいていパンテラ(Pantera)だ。胸を立て続けに殴ってくるリフ、足首を掴んで床ごと引きずっていくグルーヴ——あの暴力的な質量が、90年代メタルの輪郭をひとりで描いたことになっている。耳を半歩だ...